ご挨拶

日本ボーイズタウンプログラム振興機構理事より

日本ボーイズタウンプログラム振興機構
代表理事 堀健一


「皆さまに、ボーイズタウンのプログラムをご紹介出来ることは、大きな喜びです。わが国では、適切で効果が高い子育ての方法を知るだけで、救われていく家族が数多くあります。方法を知らないことが、家族の心を分断をさせ、孤独を深め、心の豊かさを失わせてしまっています。

永い間、ボーイズタウンは、家族の幸せとは何か、そこに至る道はどこにあるのか、創始者フラナガン神父の深い洞察と世界中で実践される数多くの経験、注意深い観察と評価により一つの方法をつくり上げ、世界中の多くの家族に救いをもたらしてきました。

是非多くの家族がボーイズタウンの精神とそこから生まれる方法を学び、実践し、家族の絆を深め、家族で過ごす喜びを味わって頂くことを心から願っております。


日本ボーイズタウンプログラム振興機構
理事 久山康彦リチャード


ボーイズタウン・プログラムの対日代表を努めて13年目を迎えました。ボーイズタウンはアメリカ最大の児童支援団体として深い尊敬を集める団体として知られています。その日本との関係は深く創立者のフラナガン神父が戦後の日本の児童福祉法のために努力されています。私達は日本で唯一の「コモンセンスペアレンティング」を中心とするボーイズタウン・プログラムを提供する団体として子どもと家族が幸せになることを夢見た神父の夢を追い続けているのです。

ボーイズタウンでは「悪い子どもはいない、悪い行動があるのみ」と言います。どのように「問題行動」を「良い行動」に変えていくのかはペアレンティングの中心と言っても良いでしょう。これには時間が必要です。親子の信頼の中で行われるペアレンティングにはどうしても時間がかかります。ボーイズタウンは、ペアレンティングをどのように効果的に確実にできるのかを長年にわたり家庭から児童養護施設や病院に至るまで様々な状況で追求してきました。その中で最も大切な事は効果がある事です。ボーイズタウンの使う名前、指導の順番、スキル指導のステップに著作権が設定されているのは、その方法が正確に用いられる時に始めて結果を提供する事ができるからです。

ボーイズタウンでは指導が適切にできるようにプログラム管理者の認定にはアメリカ本部の上級指導教官が訪日し直接訓練しています。これには妥協がありません。なぜなら、皆様の一人一人のお子さんはかけがえのない一人だからです。勿論、その中には発達障がいを持ったお子さんも含まれます。その為に、私達はその長年の経験から様々な発達障がいを持ったお子さんにどのような社会スキルを選択して指導するかのカリキュラム研修も行っています。一人一人の子ども、そして家庭は最も大切なものなのです。

新しい社団法人の設立により更に日本の皆様にボーイズタウンの優れたプログラム、そして役に立つ絵本のような教材を提供していきたいと考えています。また、アメリカでもっとも先進的な児童福祉行政を行うカリフォルニア州オレンジ郡の福祉局の担当者を招いてのプログラムも準備中です。

私達の今後の活動に是非ご期待下さい。